<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?><feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom" ><generator uri="https://jekyllrb.com/" version="3.10.0">Jekyll</generator><link href="https://msakashita.com/feed.xml" rel="self" type="application/atom+xml" /><link href="https://msakashita.com/" rel="alternate" type="text/html" /><updated>2026-07-17T02:08:47+00:00</updated><id>https://msakashita.com/feed.xml</id><title type="html">Misaki Sakashita’s site</title><subtitle>Misaki Sakashita&apos;s academic portfolio</subtitle><author><name>Misaki Sakashita（坂下美咲）</name><email>sakashita [at] rs.tus.ac.jp</email></author><entry><title type="html">妊娠から産後使ってよかったもの</title><link href="https://msakashita.com/posts/kosodate-tsukatteyokatta" rel="alternate" type="text/html" title="妊娠から産後使ってよかったもの" /><published>2026-07-16T00:00:00+00:00</published><updated>2026-07-16T00:00:00+00:00</updated><id>https://msakashita.com/posts/kosodate-tsukatteyokatta</id><content type="html" xml:base="https://msakashita.com/posts/kosodate-tsukatteyokatta"><![CDATA[<p>妊娠中〜産後使ってよかったものを並べていきます。</p>

<h1 id="妊娠中">妊娠中</h1>
<ul>
  <li>
    <p><a href="https://item.rakuten.co.jp/carmate/bb805/">抱き枕・授乳クッション　エールベベ ギュット 4WAY イブル</a></p>
  </li>
  <li>
    <p><a href="https://aozoraroudoku.jp">青空朗読</a></p>
  </li>
  <li>
    <p><a href="https://item.rakuten.co.jp/pigeon-shop/1038571/">pigeon 妊娠中から使える骨盤ベルト 履くタイプ</a></p>
  </li>
  <li>
    <p><a href="https://item.rakuten.co.jp/angel-plus/0720/">エンゼル フリー妊婦帯</a></p>
  </li>
</ul>

<h1 id="産後">産後</h1>
<ul>
  <li><a href="https://item.rakuten.co.jp/loopjapan/en-sw-2/">耳栓　Loop Switch 2</a></li>
</ul>]]></content><author><name>Misaki Sakashita（坂下美咲）</name><email>sakashita [at] rs.tus.ac.jp</email></author><category term="生活" /><summary type="html"><![CDATA[妊娠中〜産後使ってよかったものを並べていきます。]]></summary></entry><entry><title type="html">花が咲いたら種の同定</title><link href="https://msakashita.com/posts/flower-identification" rel="alternate" type="text/html" title="花が咲いたら種の同定" /><published>2026-04-09T00:00:00+00:00</published><updated>2026-04-09T00:00:00+00:00</updated><id>https://msakashita.com/posts/flower-identification</id><content type="html" xml:base="https://msakashita.com/posts/flower-identification"><![CDATA[<p>3月のくせに寒い期間が終わり、春になった。通っている大学のキャンパスでは、木に花が咲いた。この大学の花壇は先人が好き好きに木を植えたようで、花壇ごとに木が違い割とカオスである。いつも通る花壇の木には、白とピンクの花が満開に咲いた。</p>

<figure>
  <img src="/images/260409/fig1.jpg" alt="図1：満開の？" />
  <figcaption>図1：満開の？</figcaption>
</figure>

<p>3年通っといて今更だけれども、この花の種が何なのか気になる。生き物の種を明らかにする行為は「同定」と呼ばれる。ということで同定をやってみた。植物は専門外なので、素人ながら同定に使えそうだと思った特徴と、同定作業でそれらが使えたかを以下に列挙してみる。</p>

<ul>
  <li>雄しべの付き方、色→黄色、赤など違うけど、時間的変化によるところが大きいので、種の特徴として使うのは難しい。</li>
  <li>
    <p>花弁(花びら)の数→八重咲きは多くの種にあってあまり参考にならず。</p>
  </li>
  <li>萼の数、形→これは使えた。先端が丸まってるか尖っているか、数は花弁(はなびら)の数と同じか異なるかなど。</li>
</ul>

<figure>
  <img src="/images/260409/fig2.jpg" alt="図2：花の裏側から撮った萼。" />
  <figcaption>図2：花の裏側から撮った萼。</figcaption>
</figure>

<p>答えにたどり着くには遠そうだったので、春に咲く花でネット検索したら、以下の特徴を新しく知った。主に桜、梅、桃の見分けに使うそう。</p>

<ul>
  <li>節から生えている花の数→1つなら梅、2つならハナモモ、複数なら桜。これがかなりわかりやすかった。</li>
</ul>

<figure>
  <img src="/images/260409/fig3.jpg" alt="図3：1つの節から2つの花が生えている。その1。" />
  <figcaption>図3：1つの節から2つの花が生えている。その1。</figcaption>
</figure>

<figure>
  <img src="/images/260409/fig4.jpg" alt="図4：1つの節から2つの花が生えている。その2。" />
  <figcaption>図4：1つの節から2つの花が生えている。その2。</figcaption>
</figure>

<ul>
  <li>節から花の距離→ゼロ距離は梅、桜は目立つくらい長い、短いのがハナモモ。桜はすぐわかる。</li>
</ul>

<figure>
  <img src="/images/260409/fig5.jpg" alt="図5：節から花まで距離がある。" />
  <figcaption>図5：節から花まで距離がある。</figcaption>
</figure>

<ul>
  <li>花と葉が1つの木に共在しているか→前述の節から花の距離だと、梅とハナモモの区別がつかなかったので、これに頼った。梅は共在しない(花が落ちてから葉が茂る)が、ハナモモは共在するらしい。</li>
</ul>

<figure>
  <img src="/images/260409/fig6.jpg" alt="図6：花と葉が1本の木に共在している。" />
  <figcaption>図6：花と葉が1本の木に共在している。</figcaption>
</figure>

<p>以上の特徴から、ハナモモだと判断した。梅だと開花が遅い気がするし、桜とハナモモの開花時期は近いそうなので、正しいはず。わかってすっきりした。ちなみに、ハナモモは桃の実がならないモモ。桃の実がなってたら、もっと早く目をつけていたはず（食べるのが好きなので、隣に生えてる金柑は初年度から実を取って食べている。誰も採っているのを見たことがない、勿体無い〜）。</p>

<p>調べても使うには難しそうな特徴もあった。</p>

<ul>
  <li>木の色→茶色、黒っぽいはあるけど当てになるほど区別できない。これがわかる人は、専門家なのでは？</li>
  <li>表面の模様→縞は見えるけれど、あんまり、自信がない…。</li>
</ul>

<p>葉に着目して形や色から探すのはさらに難しく感じる。先端が鋸みたいにギザギザになってたら特徴として使えるかも。</p>

<p>研究には分類学の分野があって、分類学者は図鑑に載っていない種を新種として記載する。その作業を知っていると、種が分からないという問題に対して、図鑑を調べて記載のある種を見つけるか、見つからなかったら新種として記載する2つの解決法の選択肢がとれるようになる。答え（種）がわからないとモヤモヤするけど、新種として記載する選択肢があると、答えを新しく作る方向に転換できるからわからない気持ちを消化できて嬉しい。</p>

<p>と、分類学に思いを馳せてみた4月頭。</p>

<h1 id="豆知識">豆知識</h1>

<p>手っ取り早い方法として、スマホをかざすと植物の種を示してくれるアプリ「ハナノナ」がある。映り具合で精度が変わるので、ヒントとして使うと丁度いい。最近はGoogleレンズの精度が高いので、よく使っています。</p>

<p><a href="https://flowers.stair.center/ja/">ハナノナ - 花認識サービス - STAIR Lab.</a></p>

<h1 id="余談">余談</h1>

<p>自分は魚類の分類に大変お世話になっていて、種を同定するときはまずこの本を見ています。</p>

<p>「日本産魚類検索 : 全種の同定」中坊徹次・編（東海大学出版会）</p>

<p><a href="https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784486018049">日本産魚類検索　 中坊徹次(編) - 東海大学出版会</a></p>

<p>この本は外見の情報についてYes/Noフローチャートを進めていくと種が同定できる図鑑です。魚に明るくなくても使える。魚類学への参入者にとってありがたい本なのに、絶版になっていて大変残念。</p>

<p>このブログを読んだ方、植物にも同じような本があれば教えてほしいです。</p>

<h1 id="余談2">余談2</h1>

<p>3年前くらいから、毎年3月末に目が乾燥してショボショボする感覚があったけど花粉症なのかな？アレルギー検査では、スギ陽性です…。</p>]]></content><author><name>Misaki Sakashita（坂下美咲）</name><email>sakashita [at] rs.tus.ac.jp</email></author><category term="研究" /><summary type="html"><![CDATA[3月のくせに寒い期間が終わり、春になった。通っている大学のキャンパスでは、木に花が咲いた。この大学の花壇は先人が好き好きに木を植えたようで、花壇ごとに木が違い割とカオスである。いつも通る花壇の木には、白とピンクの花が満開に咲いた。]]></summary></entry><entry><title type="html">研究が辛いと感じないための心の持ち方</title><link href="https://msakashita.com/posts/management-research-life" rel="alternate" type="text/html" title="研究が辛いと感じないための心の持ち方" /><published>2019-12-03T00:00:00+00:00</published><updated>2019-12-03T00:00:00+00:00</updated><id>https://msakashita.com/posts/management-research-life</id><content type="html" xml:base="https://msakashita.com/posts/management-research-life"><![CDATA[<h2 class="no_toc" id="目次">目次</h2>

<ul id="markdown-toc">
  <li><a href="#はじめに" id="markdown-toc-はじめに">はじめに</a></li>
  <li><a href="#研究開始前直後にわかっておきたかったこと" id="markdown-toc-研究開始前直後にわかっておきたかったこと">研究開始前・直後にわかっておきたかったこと</a>    <ul>
      <li><a href="#研究する目的の設定" id="markdown-toc-研究する目的の設定">研究する目的の設定</a></li>
      <li><a href="#他者との比較競争から身を置く" id="markdown-toc-他者との比較競争から身を置く">他者との比較競争から身を置く</a></li>
      <li><a href="#正解の行動は誰も知らない" id="markdown-toc-正解の行動は誰も知らない">正解の行動は誰も知らない</a>        <ul>
          <li><a href="#実験方法の条件検討" id="markdown-toc-実験方法の条件検討">実験方法の条件検討</a></li>
          <li><a href="#研究の方向性" id="markdown-toc-研究の方向性">研究の方向性</a></li>
        </ul>
      </li>
    </ul>
  </li>
  <li><a href="#相談は大事" id="markdown-toc-相談は大事">相談は大事</a>    <ul>
      <li><a href="#よくある困りごと" id="markdown-toc-よくある困りごと">よくある困りごと</a></li>
      <li><a href="#相談するときのコツ" id="markdown-toc-相談するときのコツ">相談するときのコツ</a></li>
    </ul>
  </li>
  <li><a href="#休養も大事" id="markdown-toc-休養も大事">休養も大事</a></li>
  <li><a href="#研究は自己管理の上に成り立つ" id="markdown-toc-研究は自己管理の上に成り立つ">研究は自己管理の上に成り立つ</a></li>
</ul>

<hr />

<h2 id="はじめに">はじめに</h2>

<p>　この記事は <a href="https://advent.camph.net/">CAMPHOR- Advent Calendar 2019</a> 3日目の記事です．2日目の記事は <a href="https://honai.me/">honai</a> の <a href="https://honai.me/blog/post/material-ui-progress-animation">サイトの読み込みが終わらないのでアニメーションを調べてみた</a> でした．</p>

<p>　こんにちは，<a href="https://twitter.com/marty1martie">サカシタ</a>です．大学院生で，普段は研究をしています．このブログの読者の中には，研究をする予定・現在している・過去していた人がいらっしゃると思いますが，皆さん，研究が辛いと思ったこと，ありませんか？私はあります．研究が辛いと感じることは誰にでも起こりえます．今日の記事では，私の体験を通して，研究が辛くならないために知っておきたかったこと，辛くなってしまったときの対処法，本当に限界がきたときに考えたいことを書いていこうと思います．想定する読者は来年から研究室に配属予定の学部3年生（B3），現在研究に取り組んでいる修士・博士の学生です．特にB3の学生について，脅すつもりはないのですが，それまで順順に進級してきたのに卒業研究を始めた途端，急におかしくなってしまう事態がままあります．卒業までの貴重な時間をできるだけ充実したものにできるよう，参考になれば幸いです．では，研究する上で事前にわかっておきたかったことから始めます．</p>

<h2 id="研究開始前直後にわかっておきたかったこと">研究開始前・直後にわかっておきたかったこと</h2>

<h3 id="研究する目的の設定">研究する目的の設定</h3>

<p>　まず研究が辛くなることの原因の1つに，「自分が思っていた以上に研究活動がうまくいかない」という事前の予想と現実の落差があります．研究がはじめからうまく進めばいいですが，うまくかなかった場合，最低限これだけは達成したいと思う目標を決めましょう．例えば学部・修士課程を卒業後就職するつもりなら，目標は「卒業論文を提出できればいい」でしょうか．博士課程に進学する場合でも，学部の卒業研究は同じ目標で良いと思います．博士にいくからという心持ちだけで始めから他人より上手く研究できるわけではないです．少し研究が進んで結果が溜まってきたら，修士で論文を一本出す，に目標が変わってきます．</p>

<p>　目標設定のコツは自分の能力に期待をしすぎないことです．最初は全然低い目標設定にして，それ以上のことは望まなくて良いです．目標の引き上げは結果を出したあとにしてください．周りを参考に目標を高めに設定することもやめてください．他者を意識せず，とにかく自分を基準に考えてください．研究活動を人生で一回もやったことないあなたが，独りで（日本語でも）論文を書けますか？私は書けないし，実際独りでは書けませんでした．高い目標設定は挫折の原因になります．</p>

<h3 id="他者との比較競争から身を置く">他者との比較競争から身を置く</h3>

<p>　研究は，授業でよくあるペーパーテストより，小学校でやった図画工作に似ていると思うときがあります．どんな材料・手法を使ってもいいし，何を作っても良い．絵画と彫刻が一緒に並んで論評対象にされる．何が言いたいかというと，皆が同じテーマで同じ実験をしているわけでもないのに，てんでバラバラな研究で成果の比較は不可能です．しかし，論文という媒体が最終的な成果発表の形式になっているので，論文数を指標として比較をしてしまいがちです．他人と比べても自分の研究は進まないし，繊細な人は変に落ち込むだけです．特にTwitterとかSNSは見ちゃだめです．</p>

<p>　それよりは自分が出来たことに目を向けて，達成感を大事にしてください．私の場合はまず一本論文が出たとき，たくさん論文を出している人がいることは一旦置いといて，自分はよく頑張ったと思うことができました．以降は自信をもって研究することができています．</p>

<h3 id="正解の行動は誰も知らない">正解の行動は誰も知らない</h3>

<h4 id="実験方法の条件検討">実験方法の条件検討</h4>

<p>　誰も見たことがない物体・現象を見たい，解析したいとなったとき，それを実現する方法は現在どこにもないし，誰も知りません．研究室の人に訊いて「それはやったことない．わからない」と言われることはよくあります．「こうすればいいよ」といった指針を示すアドバイスがない状態は，研究を始めたばかりの人にはとても不安です．しかし裏を返せばそれは，あなたの行動を間違いだとは誰も言わないことと同義なので，とにかく手を動かして色々試してみてください．試行を通じて比較的良い手（”最善”かはわかりませんが）を見つけ，繰り返して精度を磨いていきましょう．</p>

<h4 id="研究の方向性">研究の方向性</h4>

<p>　研究室内に既存の知見がないことは実験手法に限らず，研究テーマにも当てはまります．新規テーマの場合，先生もアプローチの仕方を探っていて，学生に試させているのかもしれません．繰り返しますが，何からどうやって手をつけるのか正解はありません．研究テーマの場合，どこに着目するかが研究者の個性であり，それは人によって違います．自分のやってみた結果が評価されたら，それはあなたの個性が肯定されているということです．そうなる未来を期待すると，結構研究楽しくないですか？</p>

<p>　研究する上で新しいことに挑戦することは，自分一人で全部やるということではありません．手を動かしていく中で，問題が発生したら迷わず相談してください．次は研究相談についてです．</p>

<h2 id="相談は大事">相談は大事</h2>

<p>　卒研配属までストレートで進級しており，研究室に入った当初毎日来ていた学生の研究が全く進まず卒論が書けなくなるのは，本人だけの問題ではありません．研究には，進みを悪くする落とし穴が小さなものから大きなものまで無数にあります．個人で解決しきれるものは少ないので，迷わず学生や教員を頼って意見を訊いてみてください．</p>

<h3 id="よくある困りごと">よくある困りごと</h3>

<p>　研究関連のブログ記事や身近な人の話などでよくある困りごととして，①環境構築・実験手技の習得時点で躓く，②研究のテーマが明確でない，③現状の研究テーマで結果を出すのが難しい，があります．</p>

<p>　まず①は，研究室配属直後の研修期間に起こりがちです．この場合，研究室に必ず知見があるはずなので，解決策を知っている先輩，教員を捕まえて質問しまくりましょう．彼ら・彼女らの方が様々な事例を知っているので，一緒に考えてもらえば，独りで考えるよりも必ず早く解決します．</p>

<p>　次に②について，基本的な技術習得が一通り終われば，研究テーマを設定することになります．研究のテーマは「研究する対象」と「解決・解明すべき問題」の組み合わせで成り立っています．対象のみが与えられている場合，問題は先行研究で未解明・未開発の部分としましょう．先行研究がどこまで到達しているのかは，論文を読んだり，研究室の人に聞いたりして学んでください．そして，対象すら与えられていない場合，ひとまずは自分が興味のあるもの・ことに関して同じ方法で先行研究を調べてみてください．興味のあるものがなかったら，最初に思いついたもので大丈夫です．とにかくなんでもいいです．私の場合，何に興味があるのか考えすぎて苦しかったので，手近なところから始めてください．考えすぎて独りで抱え込まないように，積極的に他人を頼ってください．</p>

<p>　最後に③について，結果を出すにために研究テーマの達成を最終ゴールとして，短期間でこれだけは達成したいという小さなゴールを段階的に設けてください．相談すべきは，自分の設定した小さなゴールが適切か，それらを達成していけば結果的に研究テーマが達成できるのか，の2点です．何人かに相談しみて相手の反応がどれも悪そうだったら，アプローチが適切でない，つまり筋が悪いということです．</p>

<h3 id="相談するときのコツ">相談するときのコツ</h3>

<p>　自分の悩んでいる気持ちを相手にわかってもらって，有益な意見をもらうためには，悩みを言語化して具体性を上げていくことが重要です．</p>

<p>　自分の頭で言語化することがままならない場合，例えば，研究で同じように悩んでいる人のブログを読んでみて，「自分に当てはまる」と思った文章をそのまま抜き出してみてください．なんとなく自分はこう思っているんだということがわかってきたら，同級生や先輩後輩，話しやすい教員と話しながら考えをまとめます．考えがまとまったら，指導教員に直接話してみましょう．喋りに自信がなければ先にメールで文章化して送るのも良いです<sup id="fnref:1" role="doc-noteref"><a href="#fn:1" class="footnote" rel="footnote">1</a></sup>．</p>

<p>　相談して晴れて解決したら，おめでとうございます．解決したことの報告をするとなお良いです．相談・報告を繰り返して，できるだけ落とし穴にはまらないようにしましょう．</p>

<h2 id="休養も大事">休養も大事</h2>

<p>　相談しても解決の糸口が見つからない，もしくは作業が自分の許容量を超えているとき，ひとまず1日2日休んでください．アイディアは毎日出るわけではありません．「その間に他の人は研究を進めているし．．．」と焦る気持ちはわかりますが，もう一度「他者との比較競争から身を置く」を読んでください．正直言って1日2日休んでも進捗に大差はないです．</p>

<p>　ただ身体が元気なのに3日以上休むのはあまりおすすめできません．研究室配属までほぼ毎日授業に参加して活動していたのに，急に活動しない日が増えると精神がおかしくなっていきます．何もすることがないと，「自分が生きている意味とは．．．」とか変に深刻に考えることになります．どれだけしんどいときでも最低週2日は研究室に行って人と喋るようにしていました．</p>

<p>　また，ご飯は必ず温かくてちゃんとしたものを3食食べてください．カロリーメイト一箱のような雑な食事を数日続けると，本当に生きている気力がなくなっていきます．身体に無理を強いてもいいことは一つもないので，まずは健康でいてください．</p>

<h2 id="研究は自己管理の上に成り立つ">研究は自己管理の上に成り立つ</h2>

<p>　研究で辛くならないためには，自分が今しんどいのかしんどくないのか，何がしたいのか常に問い続けることが必要だと私は考えています．しんどいならしんどくなくなるまで休めば良いんです．研究は全ての人がしんどい思いをしてまでやる活動ではありません．好きな人がやりたいだけやっていればいいと思います．</p>

<p>　研究ができなければ人間的に欠陥があるわけでもありません．研究していなくても素晴らしい活動をしている人はたくさんいます．研究に愛着がなければ，卒業研究の要件をさっさと満たしてしまいましょう．</p>

<p>　他のことをやった結果，やっぱり研究の方が楽しい，実験したい！と思うのであれば，また研究活動に戻ってこられます．私もしょっちゅう研究以外のことをしては，その後にまた研究して．．．を繰り返しています．楽しく思う気持ちがあった方が研究好きになれますよ．読者の皆さん，良い研究生活を！</p>

<p>　ここまで読んでいただきありがとうございました！明日の Advent Calendar 担当は <a href="https://ataran.me/">aratasato</a> です．お楽しみに！</p>

<div class="footnotes" role="doc-endnotes">
  <ol>
    <li id="fn:1" role="doc-endnote">
      <p>相談を受けてくれる指導教員を見つけるのは本当に大事です．指導教員が卒論・修論の単位認定を決定するので，指導教員ともめると大抵うまくいきません．積極的に色んな研究室を訪問してみてください．できれば配属前に研究室のボスと一対一で話すのが望ましいです．そのような時間がとれる人なのか，配属されるかわからないような人の話をある程度親身になって聞いてくれるのか，判断基準は色々あると思います．性格の合う教員を見つけてください． <a href="#fnref:1" class="reversefootnote" role="doc-backlink">&#8617;</a></p>
    </li>
  </ol>
</div>]]></content><author><name>Misaki Sakashita（坂下美咲）</name><email>sakashita [at] rs.tus.ac.jp</email></author><category term="研究" /><summary type="html"><![CDATA[目次]]></summary></entry><entry><title type="html">食卓から学ぶ形態学（魚の椎骨編）</title><link href="https://msakashita.com/posts/tsuikotsu-kaisetsu" rel="alternate" type="text/html" title="食卓から学ぶ形態学（魚の椎骨編）" /><published>2019-08-18T00:00:00+00:00</published><updated>2019-08-18T00:00:00+00:00</updated><id>https://msakashita.com/posts/tsuikotsu-kaisetsu</id><content type="html" xml:base="https://msakashita.com/posts/tsuikotsu-kaisetsu"><![CDATA[<p>今日の夕食に焼き魚，例えば，サバの塩焼き<sup id="fnref:1" role="doc-noteref"><a href="#fn:1" class="footnote" rel="footnote">1</a></sup>が出てくるとする（図1）．大抵の人は身の部分を食べて，背骨を残す（図2）．背骨も食べる！という猛者はいないため，残った背骨はほぼゴミ箱へ直行する．けれどこの背骨，実は観察すると面白いことがわかるのである．いったい，魚の背骨を見ていたら何が面白いのか？</p>

<figure>
  <img src="/images/fig1.jpg" alt="図1：今日の晩ごはんは焼き魚" />
  <figcaption>図1：今日の晩ごはんは焼き魚</figcaption>
</figure>

<figure>
  <img src="/images/fig2.jpg" alt="図2：ごちそうさまでした" />
  <figcaption>図2：ごちそうさまでした</figcaption>
</figure>

<p>　魚の背骨は，鼓のような形をした小さな骨がつながってつくられている（図3）．この一つ一つの骨は椎骨と呼ばれている．椎骨は，いろいろな種類の魚で実は側面の形が違っている．例えば，まぐろの椎骨．側面には太い柱のような構造が一つある（図4）．さらに，アンコウ<sup id="fnref:2" role="doc-noteref"><a href="#fn:2" class="footnote" rel="footnote">2</a></sup>の椎骨は，まぐろの椎骨とまったく異なり，うすーい平らな骨でできた網目がびっしりとはりめぐらされている（図5）．このように，魚の種によって，椎骨のかたちは大きくちがっているのである．この2種はかなり極端な例なので，他の種も見てみることにする．カガミダイという魚の椎骨を例にあげる．ちなみにこの魚は有名ではないが，とても美味しいので，機会があれば食べてみることをおすすめする．カガミダイの椎骨は，マグロの椎骨に似た厚い板のような構造を椎骨に側面に複数もつ（図6）．しかし，マグロの椎骨では板状構造が滑らかであったのに対して，カガミダイの椎骨の板状構造は，その表面が部分的に網目状の構造をなしている．言いかえると，板状の構造と網目状の構造が共在している椎骨なのである．この3種の図を見て，網目構造をつくっている薄い骨がまとまって，板状の構造がつくられていると想像できないだろうか．まったく見た目の異なる椎骨が，実は共通しているのかもしれない？むむむ，さらに詳しく見てみたい．</p>

<figure>
  <img src="/images/fig3.jpg" alt="図3：サバの椎骨" />
  <figcaption>図3：サバの椎骨</figcaption>
</figure>

<figure>
  <img src="/images/fig4.jpg" alt="図4：マグロの椎骨" />
  <figcaption>図4：マグロの椎骨</figcaption>
</figure>

<figure>
  <img src="/images/fig5.jpg" alt="図5：キアンコウの椎骨" />
  <figcaption>図5：キアンコウの椎骨</figcaption>
</figure>

<figure>
  <img src="/images/fig6.jpg" alt="図6：カガミダイの椎骨" />
  <figcaption>図6：カガミダイの椎骨</figcaption>
</figure>

<p>　骨格標本の目視による観察では，側面構造の表面を大まかに見ることしかできない．そこで，椎骨の内部構造を，目視よりもさらに細かい解像度で観察することにした．わたしの研究室にはさまざまな種類の顕微鏡があるが，今回はマイクロCTを使用した．皆さんCTときくと，人間のからだを撮影する医療機器を想像すると思う．マイクロCTは，同じ原理でもっと小さい物体の内部を撮影できる．もちろん，機械のサイズは撮るものに合わせて小さくなっている．このマイクロCTを使うと，骨の断面を非常に細かく観察できる．その解像度は，数マイクロメートルの構造を検出できるほどである．魚の椎骨は大体1センチ近くあるので，1万倍こまかく見ることができる．この精度で椎骨を輪切りに観察すると，とてもおもしろいことが解った．なんと，さきほどのアンコウの椎骨で見えた薄く平らな骨が，マグロの椎骨の内部にも見えたのである．椎骨を輪切りにした断面図（図7左）を見ると，アンコウの椎骨は，中心から放射状に薄いシートのような骨が何枚か広がっている．この薄いシート状の骨は，目で観察した網目を構成する骨の一枚一枚と対応する．動画で見ると，さらによくわかる（<a href="https://onlinelibrary.wiley.com/action/downloadSupplement?doi=10.1002%2Fjmor.20983&amp;file=jmor20983-sup-0006-MovieS1.mp4">動画1</a>）．</p>

<figure>
  <img src="/images/fig7.jpg" alt="図7：椎骨の断面図" />
  <figcaption>図7：椎骨の断面図</figcaption>
</figure>

<p>　次にカガミダイの椎骨をアンコウと同様，輪切りにして見てみると，薄いシート状の骨が複数かさなって厚い板が構成されている（図7真ん中，<a href="https://onlinelibrary.wiley.com/action/downloadSupplement?doi=10.1002%2Fjmor.20983&amp;file=jmor20983-sup-0007-MovieS2.mp4">動画2</a>）．最後にマグロの椎骨の断面図を見てみよう．内側にぽっかり空いた空洞は後で説明するとして，厚い板の先端に放射状の線が入っているのがわかると思う．これは，一枚一枚のシート状の骨が密にかさなってできていることを示している（図7右，<a href="https://onlinelibrary.wiley.com/action/downloadSupplement?doi=10.1002%2Fjmor.20983&amp;file=jmor20983-sup-0008-MovieS3.mp4">動画3</a>）．これまで見てきたどの魚の椎骨も，中心から放射状にのびる薄いシートで側面のかたちをつくっている．つまり，側面のかたちが違っていても，それは同じ薄い骨からできていて，かたちの違いはシートがまばらになるか，集まるかといった配置で決まっているのである．また，断面図で側面以外の部分もよく見ると，すべて放射方向の線が入っている．このことから椎骨全体が，薄いシート状の骨が配置することによってつくられているとわかる．</p>

<p>　同じ魚で椎骨の形が違っていても，それらは同じ仕組みで作られていることはわかった．それでは，なぜ椎骨のかたちが違うのか？という疑問に対しては，正直に言うとまだ答えはわかっていない．しかし，それを考える根拠として，先ほど説明を省略したマグロの椎骨にある空洞が重要になってくる．この空洞は他の魚の椎骨でも見られることがあるが，面白いことに，どの魚でもシートののびている方向とはまったく無関係につくられる．逆に，シート状の骨は空洞ができていても，放射状の方向を維持している．シートは外側の先端に新しい骨をくっつけることで伸びていくと考えられているため，シートをのばす過程と空洞ができる仕組みは独立している．マグロの椎骨をみるに，シートが中心からのびた後，空洞ができると予想される．さらに注目したいのは，マグロの椎骨の外側のかたちである．カガミダイなどとちがって，マグロの椎骨は板状構造のかたちが丸みをおびている．一枚一枚のシートが同じ度合いでのびるとカガミダイの椎骨の断面のように扇形になるはずだが，マグロの椎骨はそうなっていない．ということは，外形をなめらかにしている別の仕組みが存在するはずである．</p>

<p>　生き物の骨というのは，骨をくっつけたり削ったりして滑らかな形にととのえられている．骨のどの部分を増やす，もしくは削るか決めるのに重要なのは，骨にかかる力である．力が強くかかる場所は骨を太く・厚くして，あまり力のかからない場所は骨を細く・薄くする．魚の椎骨の側面構造にも薄い・厚いの違いがあった．厚い板のような構造を有するのはマグロ，カジキなどの，回遊魚に多い．対する，薄いシートのような骨で網目構造をつくっている椎骨は，アンコウやフグなど，ほとんど体を横に振らない魚にみられる．このことから，魚の椎骨のかたちは泳ぎ方によって異なるのではないか，と考えている．</p>

<p>　以上の内容は原著論文<a href="https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jmor.20983">“Comparative morphological examination of vertebral bodies of teleost fish using high‐resolution micro‐CT scans”</a>を参考に書いています．論文では，より多くの種でシート状の骨を観察しているので，興味のある方はぜひ一度ご覧ください．最後の仮説部分は観察とコンピュータシミュレーションを使って現在研究中ですので，次回の論文にご期待ください．この論文を掲載するにあたって，協力いただいた共著者の近藤滋先生，佐藤真央さんには，本当に感謝申し上げます．</p>

<div class="footnotes" role="doc-endnotes">
  <ol>
    <li id="fn:1" role="doc-endnote">
      <p>サバに見られる迷路模様は「チューリングパターン」と呼ばれる（気になる人は検索してください）． <a href="#fnref:1" class="reversefootnote" role="doc-backlink">&#8617;</a></p>
    </li>
    <li id="fn:2" role="doc-endnote">
      <p>正確には「キアンコウ」． <a href="#fnref:2" class="reversefootnote" role="doc-backlink">&#8617;</a></p>
    </li>
  </ol>
</div>]]></content><author><name>Misaki Sakashita（坂下美咲）</name><email>sakashita [at] rs.tus.ac.jp</email></author><category term="研究" /><summary type="html"><![CDATA[今日の夕食に焼き魚，例えば，サバの塩焼き1が出てくるとする（図1）．大抵の人は身の部分を食べて，背骨を残す（図2）．背骨も食べる！という猛者はいないため，残った背骨はほぼゴミ箱へ直行する．けれどこの背骨，実は観察すると面白いことがわかるのである．いったい，魚の背骨を見ていたら何が面白いのか？ サバに見られる迷路模様は「チューリングパターン」と呼ばれる（気になる人は検索してください）． &#8617;]]></summary></entry></feed>